2013年6月11日号(「第5回アフリカ開発会議( TICAD V)開催」「第48回アフリカ開発銀行・第39回アフリカ開発基金年次総会」他)

2013年6月11日発行
http://www.devforum.jp/
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ワシントンDC開発フォーラム・情報サービス
-(dev-info)-
皆様の同僚・知人への転送大歓迎いたします。
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【1】 ワシントンDC開発フォーラム新着情報チェック:
「第5回アフリカ開発会議(TICAD V)開催」
「第48回アフリカ開発銀行・第39回アフリカ開発基金年次総会」他
【2】GRIPS開発フォーラム:
第6回「中小企業の海外展開」勉強会資料掲載のお知らせ
【3】FASID:
「国際開発研究 大来賞」候補作募集のお知らせ
【4】東京発~世界銀行からのお知らせ
第五回アフリカ開発会議(TICAD V)関連ニュース
【5】 ワシントンDC開発フォーラム便り
「東ティモール訪問」
執筆:高橋孝郎
(DC開発フォーラム幹事/国際金融公社/ワシントンDC在住)
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【1】 開発フォーラム新着情報チェック
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┌――┐Dev-Info 新着情報チェックでは掲載情報を
|\/│募集しています。情報掲載を希望する場合は、
└――┘ info@devforum.jpまでご連絡ください。
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– 日本関連 –
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● 第5回アフリカ開発会議(TICAD V)が開催されました。本会議の成果として『横浜宣言2013』および『横浜行動計画2013-2017』が採択され、向こう5年間のアフリカ開発の方向性として、「強固で持続的な経済成長」「包摂的で強靭な社会開発」「平和と安定」の3本柱のもと、(1)民間セクター主導の成長、(2)成長基盤整備の加速化、(3)農業従事者のエンパワメント、(4)持続可能かつ強靭な成長の促進、(5)万人が成長の恩恵を受ける社会開発、(6)平和と安定、グッドガバナンスの定着の6つの戦略的取り組み課題が掲げられました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/page2_000016.html
● TICAD Vの機会に、以下の二国間会談等が開催されました。スティグリッツ・コロンビア大学教授、アフリカ開発銀行総裁、UNDP総裁、サックス・コロンビア大学教授、日・ザンビア首脳会談、日・モーリシャス首脳会談、日・マリ首脳会談、日・ナミビア首脳会談、ナイジェリア副大統領との会談、日・ウガンダ首脳会談、 日・レソト首脳会談、日・カーボヴェルデ首脳会談、日・チャド首脳会談、日・スワジランド首脳会談、日・エジプト首脳会談、日・ガンビア首脳会談、潘国連事務総長の表敬、UNHCRとの会談、キム世銀総裁との会談、日・ルワンダ首脳会談、日・ボツワナ首脳会談、日・シエラレオネ首脳会談、日・コモロ首脳会談、日・ガボン首脳会談、日・セーシェル首脳会談、日・ベナン首脳会談、日・トーゴ首脳会談、日・ギニア首脳会談、日・チュニジア首脳会談、日・ブルンジ首脳会談、ケニア副大統領の会談、日・ジブチ首脳会談、日・マラウイ首脳会談、日・ジンバブエ首脳会談、アフリカ連合(AU)委員長との会談、アルジェリア国民評議会議長の会談、日・ブルキナファソ首脳会談、日・コートジボワール首脳会談、日・モザンビーク首脳会談、日・ガーナ首脳会談、日・南スーダン首脳会談、日・ソマリア首脳会談、日・リベリア首脳会談、日・セネガル首脳会談、日・エチオピア首脳会談、日・タンザニア首脳会談。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/page2_000017.html
● 日本は、国際保健外交戦略を策定し、TICAD Vにおいて、「MDGs目標の達成に向けた更なる取組を進めるとともに、全ての人が基礎的保健医療サービスを受けられること(ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ:UHC)の推進に貢献すること」を発信しました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/page3_000222.html
● TICAD Vの機会に、人間の安全保障シンポジウムが開催され、安倍総理、岸田外務大臣、AU議長、リベリア大統領、UNDP総裁、WHO事務局長、UNICEF事務局長、緒方外務省顧問、高須国連事務次長、AU平和安全委員などのハイレベルをはじめ、約250名が参加しました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/bunya/security/sympo1306_gaiyo.html
● JICAは、TICAD V公式イベントとして、アフリカの包摂的かつダイナミックな開発をテーマに19のセミナーを開催しました。産業開発、貿易・投資促進に加え、雇用、保健、教育、平和と安定、環境問題等の課題への効果的対応に向けた議論が活発に行われました。
http://www.jica.go.jp/press/2013/20130603_02.html
● JBICは、JBIC出融資・保証機能等を活用し、アフリカ地域の民間セクター主導の成長促進やインフラ整備の促進を支援するため、「JBICアフリカ貿易投資促進ファシリティ(JBIC Facility for African Investment and Trade Enhancement:FAITH)」を創設しました。FAITHの枠組みの下、今後5年間で50億ドル規模の金融支援が見込まれています。
http://www.jbic.go.jp/ja/about/news/2013/0603-01/index.html
● 日本・インド首脳会談が開催されました。また、両首脳立ち会いの下、対インド円借款案件「ムンバイ・メトロ建設」(710億円)の交換公文の署名が行われました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/kaidan/page3_000194.html
● スリランカに対する1億9,200万円の無償資金協力「人材育成奨学計画」の交換公文の署名式が行われました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/data/zyoukyou/h25/130605_2.html
● JICAは2013年度 職員を募集しています(社会人採用・新卒夏採用)。エントリーシートの提出締切は2013年7月25日。
http://www.jica.go.jp/information/info/2013/20130531_01.html
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– バイ・ドナー関連 –
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● アン・ポーガム氏(Mme Anne Paugam)がAFDの長官に就任しました。女性がAFDの長官となるのは初めてのことです。
http://www.afd.fr/home/presse-afd/communiques?actuCtnId=99544
● AFDから、Afrique Contemporaineの最新号が発行されました。最新号では、アラブの春の影響などについて分析しています。
http://www.afd.fr/home/publications/travaux-de-recherche/publications-scientifiques/afriquecontemporaine
● DFIDは、途上国におけるHIV対策についてのコンサルテーションを実施しています。
https://www.gov.uk/government/consultations/review-of-the-uks-position-paper-on-hiv-in-the-developing-world
● ドイツ国際協力公社(GIZ)は、透明性向上のため、調達や融資契約についての報告書を発表しました。GIZがこの類を報告書を発表するのは初めてのことです。
http://www.giz.de/en/mediacenter/12426.html
● 欧州連合(EU)は、組織犯罪と麻薬の密輸対策を強化し、生産地(ボリビアやコロンビアなど)、経由地(西・北アフリカ諸国など)への支援に新たに1000万ユーロ拠出することを発表しました。
http://ec.europa.eu/europeaid/documents/20130530_press_release_cocaine-route_en.pdf
● USAIDとDFIDは、世界の貧困を解決するための技術革新を促進するプロジェクトGlobal Development Innovation Ventures (GDIV)計画をを発表しました。
http://www.usaid.gov/news-information/press-releases/usaid-and-dfid-announce-global-development-innovation-ventures
● USAIDとカタールは、ハイチにおける復興支援のため、永久住居や職業訓練学校建設などの分野で協力することを発表しました。
http://www.usaid.gov/news-information/press-releases/usaid-collaborates-state-qatar-permanent-housing-haiti
● カナダは、ロンドンで行われた会議the Nutrition for Growth: Beating Hunger through Business and Scienceにおいて、引き続き途上国における栄養と食糧安全の分野でリーダーシップをとっていくことを宣言しました。
http://www.acdi-cida.gc.ca/acdi-cida/acdi-cida.nsf/eng/FRA-67222524-4UY
● カナダは、近年のミャンマーの情勢は改善してきているものの深刻な貧困に苦しむ人口は依然として多いとして、人道的支援を今後も続けていくとしています。
http://www.acdi-cida.gc.ca/acdi-cida/acdi-cida.nsf/eng/FRA-68115037-LL7
● カナダは、ウガンダに対して今年4月から起きているコレラの集団発生、および5月に発生した洪水被害に対する支援を行っています。
http://www.acdi-cida.gc.ca/acdi-cida/acdi-cida.nsf/eng/NAT-6384519-GYD
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– 国際機関関連 –
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● 第48回アフリカ開発銀行・第39回アフリカ開発基金年次総会がモロッコで開催されました。
http://www.afdb.org/en/news-and-events/article/au-revoir-marrakech-curtain-falls-on-afdb-2013-annual-meetings-11941/
日本国総務演説
http://www.mof.go.jp/international_policy/mdbs/afdb/2013st.htm
● 17日から開催されるG8首脳国会合に先がけ、G8議長国の英国政府がホストとなり、「成長のための栄養サミット(Nutrition for Growth Summit)」が開催されました。ハイレベル会合に向けて、世界銀行は、途上国の母子栄養プログラムに対する直接的支援を、2011-12年の2億3000万ドルから、2013-14年はその3倍近い6億ドルまで引き上げると発表しました。
http://www.worldbank.org/en/news/press-release/2013/06/06/world-bank-group-scales-up-support-for-global-nutrition-programs-in-response-to-stunting-crisis-food-price-volatility
● ミャンマー政府は、アジア開発銀行(ADB)・ノルウェー政府と共同で、開発プロジェクト38件(総計約5億ドル)を含む「ミャンマー観光大綱(Myanmar Tourism Master Plan)」を発表しました。観光地としての同国の国際競争力向上、重点環境区域の保護、少数民族のセーフガードについて言及しています。
http://www.adb.org/news/myanmar-unveils-500-million-tourism-plan
● 米州開発銀行と国連プロジェクト・サービス機関(UNOPS)は、中米およびドミニカ共和国における官民連携プロジェクトの調達、インフラ、プロジェクト運営の分野で協力関係を結ぶことに合意しました。
http://www.iadb.org/en/news/announcements/2013-06-06/idb-and-unops-support-public-and-private-sector,10473.html
● OECDとFAOは共同で、「Agricultural Outlook 2013-2022」を発表しました。報告書では、耕作地の拡大限定、生産コスト高騰、環境負荷、資源の制約などによって、農産物の生産量が今後10年間、減少していくと見込んでいます。
http://www.oecd.org/newsroom/oecd-fao-expect-slower-global-agricultural-production-growth.htm
● ILOとUNCTADは共同で、「Shared Harvests: Agriculture, Trade, and Employment」を発表しました。農作物の貿易が途上国の雇用市場に与える影響などについて分析しています。
http://www.ilo.org/employment/areas/trade-and-employment/WCMS_212849/lang–en/index.htm
● 国連人権理事会は、賛成36、反対1(ベネズエラ)、棄権8で決議を採択し、シリアにおける紛争の即時停止を求めるとともに、同国のクサイルにおいて、外国人戦闘員が政府軍側を支持し介入していることを非難しました。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=45033&Cr=Syria&Cr1=
● ユニセフは、障害を抱える子どもに関するグローバルレポート「The State of the World’s Children 2013」を発表し、障害を抱える子どもが、市民社会・文化的環境に積極に組み込まれていくことに関する提案を行っています。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=45036&Cr=UNICEF&Cr1=
● 国際労働機関(ILO)は「World of Work Report 2013」を発表しました。その中で、国際金融危機以降5年間のグローバル市場のパフォーマンス、雇用状況について言及しています。
http://www.ilo.org/global/research/global-reports/world-of-work/lang–en/index.htm
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– シンクタンク・NGO関連 –
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● 英シンクタンクODIから、エネルギーへのアクセスと貧困削減についてのペーパーが発表されています。
http://www.odi.org.uk/publications/7494-energy-access-chronic-poverty-reduction
● 同じくODIから、ポスト2015年枠組みの中で、高齢化や障害といった課題も取り上げるべきとするペーパーが発表されています。
http://www.odi.org.uk/publications/7394-old-age-disability-mental-health-post-2015
● 英王立国際問題研究所(チャタムハウス)は、スリランカの課題と機会についてのペーパーを発表しました。
http://www.chathamhouse.org/publications/papers/view/192055
● LSEで開催された、ソーシャルビジネスについてのムハマド・ユヌス氏による講演のpodcast が公開されています。
http://www2.lse.ac.uk/internationalDevelopment/news/buildingSocialBusiness.aspx
● ベルギーのNGOが、南南協力についてまとめた「New Voices on South-South Cooperation between Emerging Powers and Africa」を発表しました。アフリカ11カ国、58団体が南南協力、特に中国の投資をどう考えているかを報告しています。
http://hiva.kuleuven.be/11LeerstoelOS/english/publicaties
http://www.oxfamblogs.org/fp2p/?p=14891
● 「ポスト2015開発アジェンダに関する国連ハイレベルパネル報告書に関する 市民社会の評価及びTICADへの提言」が発表され、次の団体が署名をしています:African Center for Asian Studies、Civic Commission of Africa (CCfA: アフリカ市民協議会)、国際協力NGOセンター(JANIC)、North Africa Forum for Development and Human Security、オックスファム・ジャパン、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン、動く→動かす(GCAP Japan)。
http://www.janic.org/pressroom/pressrelease/2015_ticad.php
● 米国シンクタンク、Center for Global Development (CGD)からブリーフノートFood Aid for the 21st Century: Saving More Money, Time, and Livesが発刊されています。
http://international.cgdev.org/publication/food-aid-21st-century-saving-more-money-time-and-lives
● 同じくCGDからワーキングペーパーThe Future of Global Poverty in a Multi-Speed World: New Estimates of Scale and Location, 2010–2030が発刊されています。
http://international.cgdev.org/publication/future-global-poverty-multi-speed-world-new-estimates-scale-and-location-2010%E2%80%932030
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【2】GRIPS開発フォーラム:
第6回「中小企業の海外展開」勉強会資料掲載のお知らせ
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●第6回「中小企業の海外展開」勉強会資料掲載のお知らせ
去る5月28日火曜日、第6回「中小企業の海外展開」勉強会
(APIRとの共催)をGRIPSにて開催しました。
今回は「ものづくり中小企業の海外展開支援の理論・政策・実践」
をテーマに、素形材センタ―専務理事の板谷憲次氏、中小機構
国際化支援センター国際企画課課長の水野毅氏、JICA民間連携
事務部連携推進課課長の若林仁氏にお話し頂き、開発フォーラムの
大野健一、大野泉も含め、参加者の皆様と活発な意見交換を行いました。
勉強会の詳細、資料等は以下のURLからご覧ください。
http://www.grips.ac.jp/forum/newpage2008/SME.htm
GRIPS開発フォーラム:飯塚美恵子
http://www.grips.ac.jp/forum/index.htm
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【3】FASIDからのお知らせ
「国際開発研究 大来賞」候補作募集のお知らせ
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「国際開発研究 大来賞」は、国際開発の分野で大きな足跡を残されて、
当財団の初代評議員会会長を務められた故大来佐武郎先生を記念して
創設したもので、1997年度から始まり、今年は第17回目を迎えます。
この分野における研究奨励と促進、ならびに
優れた図書の発掘に資するために、国際開発の様々な課題に関する
指針を示す研究図書を 顕彰するものです。
みなさまからのご応募 ご推薦をお待ちしています。
【募集のご案内】
http://www.fasid.or.jp/activities/6_index_detail.shtml
【対象作品】
(1) 開発援助を含む国際開発の分野における課題を主たるテーマ
とする日本語の研究図書(翻訳、随筆、エッセイ、体験記、
自伝、紀行文、事業報告書などを除く)であって、国際開発の
実践活動の向上に資するもののうち、特に斬新性、普及性の
点で顕著な業績、貢献が認められるもの。
(2) 個人、又は、団体が編者あるいは著作者の場合は、
個人の執筆者名が明記されているもの。
(3) 2012年4月1日から2013年3月31日までの間に初版が国内で
市販されたもの。
【応募方法】
推薦者(自薦・他薦可)は、所定の応募用紙に記入・入力の上、
電子メールに添付して(okita@fasid.or.jp)宛送信とともに、
当該図書2冊を添えてご応募下さい。
(記入済応募用紙を出力の上、同封して下さい)
【応募用紙】
http://www.fasid.or.jp/_files/activities/13OkitaObo.doc
上記よりダウンロードしてご利用下さい。
【応募締切】
2013年6月30日
【お申し込み ・問い合せ】
一般財団法人 国際開発機構
国際開発研究センター (服部/房前)
〒106-0041 東京都港区麻布台2-4-5 メソニック39MTビル6F
E-mail: okita@fasid.or.jp
TEL:03-6809-1997/FAX:03-6809-1387
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【4】東京発~世界銀行からのお知らせ
第五回アフリカ開発会議(TICAD V)関連ニュース
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■ 6月1日、開会式
キム世銀グループ総裁スピーチ(英語):
http://bit.ly/11f8dyp
■ 6月2日、世銀・国連開発計画(UNDP)共催
「アフリカの開発ー災害と気候変動に対して強靭な社会を目指して」
プレスリリース(日本語):
http://bit.ly/Zm9WEx
プレスリリース(英語):
http://bit.ly/11Jqa7n
キム世銀グループ総裁スピーチ(英語):
http://bit.ly/18TfglG
■ 6月2日、国際協力機構(JICA)、神戸大学、アフリカ開発銀行、世界銀行共催
TICAD Vハイレベル・パネルディスカッション「若年層と雇用:アフリカの若者に明るい未来を」
キム世銀グループ総裁スピーチ(英語):
http://bit.ly/125PTNp
(世界銀行東京事務所:開裕香子)
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【5】ワシントンDC開発フォーラム便り
「東ティモール訪問」
執筆:高橋孝郎
(DC開発フォーラム幹事/国際金融公社/ワシントンDC在住)
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4月下旬に、出張で東ティモールを訪問しました。
2002年に独立を果たしたばかりで、21世紀最初の独立国です。
人口120万人の大半が若者で、高い失業率が問題になっています。
石油・天然ガスの資源は遠くない将来に枯渇すると見られているため、産業育成が急務です。
首都ディリではレジスタンス・ミュージアムという、独立闘争の歴史を記した博物館を訪問しました。
数百年のポルトガル植民地時代および第2次世界大戦中の日本の支配を経て、1975年にようやく独立を宣言した矢先に、隣国のインドネシアの侵略を受けます。
その際に、人口の実に4分の1から3分の1が犠牲となったと言われています。
インドネシアのスハルト政権崩壊を受けてようやく勝ち取った独立後も、2006~7年にかけて内戦が起こります。安定を得たのは本当に最近のことです。
行く前は正直どんな国かイメージが湧かなかったのですが、実際に訪れた東ティモールは手つかずのビーチが長く広がる美しい国でした。
未来に向けて一歩を踏み出したこの若い国に国際機関が何をできるのか、襟を正して考えていきたいと思います。
高橋孝郎(DC開発フォーラム幹事/国際金融公社/ワシントンDC在住)
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DC開発フォーラム「情報サービス(dev-info)」と
「メーリングリスト(devforum)」
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ワシントンDC開発フォーラムでは、本フォーラムBBL関連情報 (案内・レジュメ・
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関わりに関する主要な情 報を、「ワシントンDC開発フォーラム・情報サービス
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相互の信頼関係に基づく率直かつ真剣な意見交換を確保する ため、本メー
リングリスト参加者は氏名・所属を明らかにするとともに、発言者の了承がない
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の 参加をご希望の方は、次のウェブサイトに掲載している 「devforum参加者の
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等ありましたら、お気軽に上記連絡担当 (info@devforum.jp)までお寄せいただ
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編集担当:小林隼人/荘所真理/春木由美/杉原ひろみ
発行:ワシントンDC開発フォーラム
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